住まいの悩みについて

毎日暮らしている住まいについての悩みはつきないもの。持家や分譲マンションでも古くなってくると不満も出てきがちです。ましてや賃貸マンションやアパート、借家なら不満は尽きないものかもしれません。
また、今は快適でもそれなりの家賃や更新料など金銭的な負担が掛かります。
さらに、年々古くなっていきます。
家賃負担の少ない社宅や官舎に住んでいても退職や勤務先によっては所定の年齢や年数で退去しないといけない場合や会社の都合で社宅を廃止する場合もあります。
まったく不満のない住まいは不可能かもしれませんが、より快適な住まいへの第一歩を踏み出してみましょう。
まずは、住まいの悩みについて下記の通り大きく分けて書いてみました。
目次
1. 家賃がもったいない
2. 今の住まいが狭い
3. 今の住まいが古い
4. 実家がある
5. 転勤がある
6. 老後、退職後が心配
7. ローンが嫌い
8. まとめ
1.家賃がもったいない
毎月支払う家賃がもったいないと思ったら住宅、マンションを買うことも考えてみましょう。
ただし、立地条件や価格、自己資金等にもよりますが買うとなると家賃よりもう少し負担が大きくなると思って下さい。
それでも新しいマンションの魅力と自分の物になると言うポジティブなモチベーションで頑張れるはずです。
もちろんマンションについての知識や無理のない資金計画等が前提です。
資金計画については、まずは年収や年齢等で基本的な借り入れ可能額が決まります。
次にどのくらいの支払いが長期的に可能なのかや自己資金をいくら出せるかを考慮して予算を決めます。
予算が決まれば購入できるエリアや沿線がある程度絞れてきます。もちろんマンションですから少しでも立地条件が良いところやご自身やご家族の通勤通学にも便利な所が良いでしょう。
しかし、ご家族全ての条件が合うのは難しいので最大公約数を選択することになる事もあり得ます。最後に間取りや広さを決める感じでしょうか。
もし家族がどうしても部屋が欲しいという事などから間取りや広さは譲れないという話になったら長期的な視野で話し合う事も必要です。理想の住まいは簡単には手に入りません。昔から家は三度建てないと満足できないとも言われます。
2.今の住まいが狭い
結婚や出産、子供の成長等で住居スペースが足りなくなるという事は良くあります。
現在が1LDKや2LDKの賃貸マンションなら分譲マンションへ住み替えるのも一つの考えです。
もう少し広い部屋を借りるとなれば、立地条件が同等なら家賃は当然上がるでしょうし、敷金や礼金・引越し代などかなりの出費になります。
それならば、賃貸より仕様・設備も充実した新しい分譲マンションを検討してみましょう。
購入となると賃貸と比べて出費は多少増えるかもしれませんが、家賃として大家さんに支払うより自分の財産となる購入の方が払いがいもあります。
3.今の住まいが古い
今の住まいが持ち家なのか賃貸なのか一戸建てかマンションかで分けて考えてみます。
3-1. 一戸建て 持ち家が古い場合
例えば築20年を超えている場合、リフォームなど手を入れるとかなりの出費となります。また、リフォームしたところで次の10年、20年とずっと付き合っていかないとなりません。
将来のことを考えるとバリアフリーで耐震性や防犯性の高い新しい分譲マンションに住み替えることも良い選択肢ではないでしょうか。
3-2. 一戸建て 借家が古い場合
早く住宅の事を考えましょう。台風や地震などの災害も心配ですし、大家さんが古いので建て替えるとか売却するということもあります。同じ立地条件なら一戸建てよりマンションの方が安くて経済的ですので金利の低い今のうちに考えてみましょう。
3-3. 分譲マンションが古い
やはり新築マンションは気持ちいいです。それに最近のマンションは設備や建物、防犯性などが以前より良くなっていますので、今の自宅を売却したり賃貸に出してその資金で新しい分譲マンションを検討するのも選択肢の一つでしょう。
3-4. 賃貸マンションが古い
古い賃貸マンションだと周辺の賃貸相場と比べて安く済んでいるかもしれませんが、やはり賃貸なので自分の物とはなりません。将来のことを考え早めに持ち家を考えましょう。
分譲マンションなら同じ立地条件の場合、一戸建てに比べて安く済みます。
4.実家がある
現在実家に住んでいなくて、賃貸や社宅住まいだったらまずはマンションを検討しましょう。
マンションなら将来実家に戻らないといけない場合は売却や賃貸に出す事も出来ます。また、家族が利用することもあるでしょう。
次に現在実家住まいの方は、無理して持ち家を買う必要は無いかもしれません。しかし、自分だけの拠点を持っておくことも将来のことを考えるとメリットがあります。マンションなら実家と行き来しながら住んでもいいでしょうし、今すぐ住まなくても貸してその家賃でローンを支払うという事も出来ます。将来の自分の住まいとして保険のような感覚で考えても良いかと思います。分譲賃貸マンションは賃貸マンションに比べて入居者がしっかりしてますので人気があります。
5.転勤がある
転勤族の方はある一定の時期(年齢や家族の状況など)にはまずは分譲マンションを考えましょう。
転勤が多く社宅もきちんと用意されている場合、そのまま退職まで持ち家を持たず退職を機に考えるという方もいます。
しかし、退職金の出る現在はそれでも何とかなるかもしれませんが、今後はどうなるかはわかりません。企業もそうですが年金もどうなるのかわからない時代になってきています。
また、いざ退職となって住宅を考えるより現役で働いている時の方が住宅ローンも組めますし、退職までにローンを終わらせる事も出来ます。それに今なら低い金利と住宅ローン減税を受けられます。
さらに、マンションなら転勤で住めなくなった場合、ご家族をマンションに残して単身赴任や賃貸に出したり、売却することもできますので将来の様々な不確定要因にも対応ができます。
6.老後、退職後が心配
少子高齢化が進む現在の日本において、殆どの人が多少なりとも老後を不安に思っているのではないでしょうか。
安心して老後を迎える為にはある程度の資産が必要となりますが、考え始めてから急に資産が増える事はありません。コツコツと積立や投資をして長期的に増やす必要があります。
しかし、マンションは住宅ローンを活用して少ない手元資金から対策を立てることができます。
マイホームをまだ所有していなければ将来、住まいの心配をしないようにまずは自宅として分譲マンションの購入を考えましょう。
マンションならバリアフリーですし、鉄筋コンクリートですから耐久性も高いので老後も安心して住まう事ができます。また、一般的にマンションは立地条件が良いですから買い物難民となる可能性も低いでしょう。老後は車を使わなくても良い立地が大切です。
また、既にマイホームを所有しているのならば老後対策としてマンションを購入して賃貸で運用してその家賃を老後の年金代わりとすることも可能です。
ローンで購入した場合はその金利や建物の減価償却費という帳簿上の経費を計上して税金対策としても活用できます。そして、月々の返済を家賃で賄いながら運用し、ローンが終われば安定した収入となります。
7.ローンが嫌い
30年や35年の長い住宅ローンが嫌いで購入をためらう方もいるでしょう。
そうです、ローンは殆どの人が嫌いです。好きな人はあまりいないのではないでしょうか。
現金での購入が一番良いのですが、マンションの購入にローンを利用することはメリットもあります。
まず住宅ローンには生命保険がセットされている事と住宅ローン減税が10年間適用されるという事です。(賃貸住宅にはこの様な制度はありません)
また、賃貸住宅の家賃と違い終わりが見えています。
さらに、働いている間にコツコツと家賃感覚で返済する事により、退職までの時間を有効活用して計画的にマイホームを取得できます。
この様に住宅ローンの場合は国の後押し(減税や低金利など)もありますし、ローンのリスクに対する様々な制度が金融機関により用意されていたりします。
ちなみに、2018年度の住宅金融支援機構の調査によると住宅ローンの平均完済期間は約15年ということです。
8.まとめ

以上、7項目の事柄について考えてみましたがこれらに当てはまらない様々な悩みや不安によりマイホームの購入を躊躇う方は多いと思います。
しかし、好みはあるでしょうが分譲マンションの場合は老若男女殆どの方に適した住まいとも言えます。
分譲マンションは立地条件が良いケースが多いですから日常生活、例えば買い物や通勤通学、病院などが徒歩圏内で揃っていますので、子供から年配の方、日々家事や仕事を頑張っている方など様々な方々が便利な日常生活を送ることが可能です。
建物の構造上、防犯や防災にも優れていますので女性の一人暮らしやお年寄りにも優しい住まいとなります。
ただし、一般的には限られたスペースを有効活用しますので同じ3LDKであっても一戸建てと比べると狭くなりがちです。そういった広さの追求をしなければ、同じ立地条件であればマンションは土地の持分が少ない分、一戸建てよりも割安に購入できます。
また、マンションは必要がなくなった時は売却や賃貸が容易なのでその所有について持て余すこともないでしょう。