失敗しないマンション選びの5つのポイント

新築のマンションを購入するとなると数千万円単位の高い買い物となりますので後悔したくないものです。
失敗を避けるためにマンション購入の基本的な検討ポイントなどをまとめてみました。
これからマンションを購入しようとお考えの方は参考にされてみて下さい。
目次
1.立地
2.生活環境
3.資産価値
4.資金計画
5.購入時期
6.まとめ
1.立地
マンション購入にあたり物件選びの最も重要な検討材料の一つが立地です。
まずは住みたいエリアを絞り、その中から沿線や最寄り駅、ターミナル駅へのアクセスなどを検討しましょう。他にも日々の生活をイメージして駅までの距離や時間、通勤や通学、買い物の便なども考慮して立地条件を検討しましょう。
また、マンションなどの不動産は長期的な価値も考慮しなければなりません。検討エリアの再開発や人口動向などもチェックしておきたいところです。
2.生活環境

次に立地と関わりの深い生活環境について検討しましょう。マンションは住宅ですから周辺環境も重要なポイントの一つとなります。各自のライフスタイルにもよりますが、利便性だけでなく周辺の生活環境、例えば、公園や学校、生活関連施設、地域の治安や防犯などのいわゆる住み易さも考慮する必要があるでしょう。
3.資産価値
意外と見落とされがちなのが資産価値かもしれません。「ずっと住むし、売らないから」とあまり意識していない方も見受けられますが、長い人生の中では何が起きるかわかりません。ご自身やご家族のライフスタイルの変化により将来引っ越さなければならない場面が来るかもしれません。
その様な時、マンションを売却するか賃貸に出す必要があります。
資産価値の高いマンションであれば、売却や賃貸も容易です。資産価値を形成する要因は多々ありますが最も大きな要因は上記の立地や生活環境が多いようです。したがって、資産価値の落ちにくい立地や生活環境をよく吟味して購入を検討しましょう。
4.資金計画
実際にマンション購入する時の最も重要なポイントの一つは資金計画です。マンションなどの住宅を購入する際には物件価格のほかに様々な費用が掛かります。いわゆる諸費用と呼ばれる経費で、新築マンションの場合、物件価格の3%~5%程度が必要となります。したがって、購入時に必要な資金としてはマンションの販売価格と諸費用の合計額です。この必要資金を自己資金や住宅ローンで準備することとなります。
住宅ローン額は少ない方が返済負担が軽くなりますので、無理のない範囲で自己資金を多めに準備した方が良いでしょう。しかし、自己資金をこれから増やすとなると貯蓄に数年掛かかったりします。
その間の家賃負担や年齢も重ねることになりますので、一概に自己資金を多く準備するのが良いとも言い切れません。
また、昨今の住宅ローンは自己資金に関わらず年収により借入れが可能なケースが多くなっています。
いずれにしても、しっかりとした返済計画を立てて住宅ローンを借りることが重要です。
次に現金購入と住宅ローンを利用の場合のどちらが有利かという質問をよく受けますが、一般的には現金購入がお得です。金利負担やローンの諸費用、抵当権の設定費用など掛かりますので住宅ローン減税を加味しても住宅ローンを利用する場合の方がより多く支払うこととなります。
また、現金を手元において住宅ローンを利用した場合にその現金を住宅ローンの金利以上で長期に渡り安全に複利運用することは現在の超低金利の状況においては簡単なことではありません。
5.購入時期
マンションなどの住宅は高額な買い物となりますのでなるべく良い時期に購入したいものです。しかし、年齢や家族構成、それぞれのライフスタイルなどにより、どのような時期が購入のタイミングとして適しているのかというのは一概には言えません。
ただ、購入にあたり「悪い時期」という事は無いかもしれません。インターネット上や各種マスコミなどでは「マンションの買い時」などについて様々な記事や特集が見受けられますが、あまりそのような情報は鵜呑みにする必要はないでしょう。購入のタイミングはご自身やご家族の状況などにより様々ですので、買いたいと思った“その時”が購入の時期と言えるかもしれません。
まずは、ご自身やご家族のライフプランをしっかりと考えて検討してみましょう。
6.まとめ

本稿ではマンション購入に関して注意すべき5つの代表的なポイントを挙げましたが、ここに挙げた5つ以外にも譲れないポイントがある方もいらっしゃることでしょう。
それぞれのライフスタイルによって求めるマンションの条件も異なります。
また、マンションを含め住宅はあくまで衣食住の内の一つです。人生において住宅は金銭的にも時間的にも大きななウエイトを占めますが、それは幸せな人生を送るための為の一つの手段とも言えます。ぜひ、ご自身やご家族のためにより良い選択となるように慎重に判断してマンションを購入しましょう。