新築分譲マンションのアフターサービス

新築の分譲マンションの最大のメリットとして、不具合や施工不良等があった場合、売主や開発業者、施工業者より一定の期間、無償で交換や修繕を受けられることです。
もちろん高額なマンションですからあってはならない事ですが、マンションの建築は工場生産ではなく人間の作業による所も多い為、ある程度発生することは否定できません。
しかし、新築分譲マンションの場合、6ヶ月、1年、2年点検などと定期点検もしていますし、通常アフターサービスについての窓口が設けられていますので安心できます。
では、次から具体的な内容について書いていきます。
目次
1.入居後のアフターサービス
2.定期点検
3.アフターサービス規準
1.入居後のアフターサービス
新築分譲マンションの場合は、通常2年間の保証がつきます。その対応のため売主や、販売会社はアフターサービスの窓口やスタッフを設置していますので、入居後に新たに見つかった不具合にも対応しています。
マンションの建築工事は、上述の通り人間の手による作業が多いため、期間としては入居から3ヶ月から半年程度は様々な不具合が出てくることもあります。
半年から1年を過ぎるとある程度落ち着いて大きな不具合は少なくなっていきます。
使用しているうちに、扉がこすれたり、音がなったり、クロスがはがれてきたり等、細かい箇所は良く指摘されます。
そんな時はまずアフターサービスの窓口に相談して点検や修繕をしてもらいましょう。
また、共用部分についても普段から気を付けて下さい。
共用部分も含めた全体が所有するマンションの資産です。躊躇わず指摘しましょう。
さらに、建物の基礎や杭、柱や梁、防水など建物の大事な部分については10年間の保証が義務付けられています。
2.定期点検
新築マンションの住居(専有部分)は2年間の保証が付きます。一般的にその2年間のうちに半年点検、1年点検、2年点検と定期点検が受けられます。
この点が、中古マンションとの最大の違いで新築マンションのメリットの一つでもあります。
中古マンションでも、不動産業者が売主の場合はこのような保証が義務付けられていますが、そのような物件は、周辺中古マンション相場と比べて割高となりがちです(リノベーションマンションなど)。
この定期点検時は先にアンケート等で不具合等を把握して、施工業者も準備を整えて来ますので、共働きなど忙しい方などは軽微な不具合や緊急を要するものでなければ定期点検時にまとめて修繕をしてもらうこともできます。
このように新築分譲マンションの場合は、適宜及び定期的にとアフターサービスを受けられます。
また、過去に耐震偽装問題等もありましたが、その都度法改正も為され新築分譲マンションのセーフティーネットは充実しています。

3.アフターサービス規準

新築分譲マンションはアフターサービス規準と言う保証内容を明記したものを交付しています。
これには建物や共用部分、住居内(専有部分)などのアフターサービスの期間等を定めています。
一般的にアフターサービスが始まるのは建物本体は完成した日から、住居は引渡しを受けた日から始まります。
建物の杭や柱などの大事な部分や雨漏りを防止する部分は10年間と法律でも決められており、その他の住居は通常2年間となっています。
その期間は不具合を無償にて修繕してもらえます。