分譲賃貸マンション選びのポイント

分譲マンションは自己居住用やセカンドハウスなどの為に購入する方が多いですが、中には転勤等の都合で住めなくなったり、購入当初から他人に貸す目的で購入される方もいらっしゃいます。そういう分譲マンションの賃貸物件の事を一般的に「分譲賃貸マンション」と言います。
その分譲賃貸マンションのメリット・デメリットなどについてまとめてみました。
目次
1.分譲賃貸マンションのメリット
2.分譲賃貸マンションのデメリット
3.分譲賃貸マンション選びの注意点
4.まとめ
1.分譲賃貸マンションのメリット
| 立地が良い
分譲で販売するマンションですから一般的には立地条件が良いケースが多い。
| 建物のグレードが高い
建物全体的なグレードやデザインなどが良い。豪華なエントランスホールや共用部分が充実している。
また一番の違いは目に見えない所かも知れません。隣戸間の壁の厚さやコンクリート床の厚さなどがプライバシー保護のためかなり厚く造られています。
| 充実のセキュリティ
敷地内の防犯カメラやテレビモニター付きオートロックなど防犯面の設備が充実している。
| 安心の管理体制
一般的に分譲マンションの管理は国土交通省に登録された管理会社が行います。建物や敷地内の清掃や点検が定期的且つ計画的に行われており入居者にとっては安心できます。
| 入居者のマンションに対する関心が高い
分譲マンションは自分のマイホームとして購入している方が多いので、マンションの維持管理などに関心を高く持っています。したがって、例えばエレベーターやメールBOXなどの共用スペースが綺麗に保たれています。一般的に入居者のマナーが良いケースが多い印象です。
2.分譲賃貸マンションのデメリット
| 家賃が周辺相場に比べて高い
分譲マンションは上述した様に立地や品質、防犯対策などが充実していることから一般的に人気が高い為、家賃も周辺相場と比べ高くなりがちです。
また、賃貸マンションの様に1棟丸ごと賃貸として貸し出される訳ではないので競合が少ないとことも理由の一つです。
| 分譲マンション独自のルールがある
分譲マンションを借りる場合、オーナーとの賃貸契約とそのマンションの管理規約と言うマンション独自のルールの二つの約束事を守らなければなりません。
賃貸マンションの場合は賃貸契約だけを守ればよいのですが、分譲賃貸マンションの場合は様々な制約を受けます。例えば、最近の分譲マンションはペット飼育可能が多いですが、分譲賃貸の場合はオーナーの許可が無ければ飼うことはできません。
| 検討できる物件数が少ない
分譲マンションは自己使用の目的で購入されるケースが多いため、賃貸用として市場にでる物件は限定されます。
3.分譲賃貸マンション選びの注意点
分譲マンションを賃貸で借りる方場合、オーナーの都合で売却や再入居の申し出があった場合、退居しなければいけないこともあったりします。また、何かトラブルがあった時の対処についても契約時にしっかり確認しましょう。
分譲賃貸マンションは家賃設定が周辺相場より高く契約年数も短い場合が多いことにも注意は必要です。
4.まとめ

分譲賃貸マンションは一般の賃貸マンションに比べ居住性が高く、入居者の満足度も高い傾向にあります。したがって、家賃も周辺相場と比べ割高となりますが、転勤先での住まいや子供の通学のためなどの一時的な住まいとして活用するには適しているのではないでしょうか。