福岡市博多区 古門戸界隈
今日は地下鉄「中洲川端」駅の川端口より、リバレイン通り、大黒通りや博多五町を経由してベイサイドプレイスのある博多埠頭までの街並みなどをレポートしてみたいと思います。
まず中洲川端駅の川端口を登って博多座と博多リバレインの間に出ます。

綺麗な通りです。

こちらは博多座です。
途中左折して博多川の方へ向かいます。

博多川の両岸には「博多夢回廊」と名付けられた遊歩道も整備されています。
そして、博多リバレインとホテルオークラ福岡の間に鎮座する鏡天満宮。
かつて菅原道真公が博多に上陸した際、そのお姿を鏡に映された場所と言われその鏡がご神体として祀られています。

菅原道真公と言えば、この鏡天満宮より約500m程の所には水鏡天満宮があります。
福岡及び九州最大の繁華街「天神」のビル街の一角に佇んでいます。

元々は菅原道真公が博多に上陸し太宰府へ向かう途中、今泉辺りの四十川(現在の薬院新川)の川面にそのお姿を映された事にちなんだ容見天神(すがたみてんじん)と言う神社が建てられていました。
その後、福岡藩初代藩主、黒田長政の福岡城築城にあたり、その鬼門となる現在の場所に移されました。
この容見天神が「天神」の地名の由来という事です。
この様に福岡市内には菅原道真公にまつわるエピソードやゆかりの地がたくさん残されています。
博多座から東へ350m、徒歩五分くらいのところには博多上陸の地にちなんだ「綱敷天満宮」もあります。
今回は、天神様(菅原道真公)の話はこの辺で、水鏡天満宮から北の昭和通りへ向かうと、そこにはレトロな外観の福岡市赤煉瓦文化館があります。
明治時代を代表する建築家辰野金吾氏と片岡安氏の設計により明治42年竣工の建物です。
辰野金吾氏は東京駅丸の内駅舎や日本銀行の設計でも知られる著名な建築家です。

国の重要文化財に指定されています。
そして昭和通りを博多リバレイン方向へ戻るとホテルオークラ福岡さんです。

このホテルオークラ福岡さんから昭和通りを横断し大黒通りをベイサイド方面へ北上します。
まずは奈良屋公園があり、続いてローソンです。

そして、オーヴィジョン博多古門戸がそびえています。

その向いはまたも、コンビニ。こちらはファミリーマートさんです。

この辺りはコンビニが多くて便利ですね。
今回、紹介しています地下鉄中洲川端駅から北は築港本町、西は博多川、東は呉服町、御笠川に掛けてのエリアは地図↓で見ると碁盤の目状になっています。

この街並みは豊臣秀吉の「太閤町割り」によってできたものです。
古くから貿易で栄えた博多でしたが、戦国時代にその良港に目をつけた戦国大名たちによる戦場となり、荒れ果てた状況でしたが、豊臣秀吉の九州征伐によって平穏を取り戻し、秀吉は博多の復興に力を注いだそうです。
その恩に報いるため、明治19年博多復興300年を記念して神屋宗湛屋敷跡地に創建されたのがこちらの豊国神社です。博多区奈良屋町、博多小学校の西側辺りです。元々は神屋宗湛が祀っていたそうです。

そしてここから北上し那の津通りを横断すると、右手にはサンパレスが見えます。

そのまま真っ直ぐ北上すると、ベイサイドプレイス博多です。

たくさんのお店や天然温泉もあったりします。
海鮮食品もたくさん売ってますよ。
ちょっぴりリゾートな気分も味わえます。
現在は改修工事中の博多ポートタワーです。

地下鉄「中洲川端駅」からこの「ベイサイドプレイス博多」まで、約1.3km、徒歩約17分です。
博多の歴史を堪能したり、ベイサイドプレイス博多で美味しい物を食べたり、ちょうどいい感じの散策コースです。
また、ベイサイドプレイス博多内の博多ふ頭からは志賀島や海の中道行き、博多湾クルーズ船などのフェリーも出ています。
どうぞ皆さんも巡ってみてはいかがでしょうか。
